近年注目されている新しい治療薬プロペシアは、男性型脱毛症の原因と考えられている、頭皮のジヒドロテストステロン(以下DHT)の増加を阻害して作用します。このDHTは、健康な髪を作る毛母の働きを抑制する成分ですが、この成分を抑えることにより、発毛に適した頭皮にします。このプロペシアの処方とともに、注射・外用薬を用いた効果の高い診療を行っており、当院では患者さんの約90%の方に改善が見られています。
現在、バイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類の医薬がありますが、それぞれ特徴があり、適切な処方によってその効果が得られます。患者さん個人個人のライフスタイルにあったお薬を選択しております。
また、漢方薬やビタミン剤等の補助的療法、男性ホルモン補充等も行っています。
バイアグラは精力剤ではありません。科学的に、男性の勃起を妨げる酵素の働きを弱めることで、男性機能を高める薬です。男性は性的に興奮すると、サイクリックGMPという物質が分泌され、血液が大量に海綿体に流れ込みます。その結果、勃起が起こるのです。一方、勃起したままでは困るので、PDE5という物質が分泌され勃起を抑制します。バイアグラは、このPDE5物質の分泌を減らすことにより、勃起を維持させています。ただ、約3割の男性に効果が見られないことや、心臓に疾患のある人の場合、血圧が下がりすぎて死亡するケースも報告されていますので注意が必要です。
レビトラは、平成16年4月に厚生労働省の承認を受けたED治療薬です。バイアグラと同じ効能をもつ経口治療薬で、要指示医薬品に指定されています。これも医師の処方が必要になります。
シアリスは食事の有無に関わらず服用が可能で、投与後36時間にわたって勃起機能改善効果が認められているED経口治療薬です。時間を気にせず服用できるのでライフスタイルに合わせることができるED薬で、近年人気が高まっていますがこれも医師の処方が必要です。
更年期障害は女性特有の病気と思われてきましたが、近年男性にも更年期障害があることが明らかになってきました。
男性には閉経のようなはっきりした体の変化が現れない上に、個人差が大きいことなどが男性更年期障害の症状を分かりにくくしています。
発症時期は概ね40代の中頃から50代前半にかけてが最も多いのですが、たとえ30代でもこの男性ホルモンが減少するれば更年期障害と同じ症状が発生します。
男性ホルモンの分泌量が減少してくると集中力や意欲が低下し、筋肉も弱くなります。さらに排尿機能や男性機能も衰えてきます。
生理的な症状は主に「精力の減退」が。精神面では「不安、不眠、あせりなどの精神症状」「気力の低下」「全身倦怠感」などがあります。
また、ED(勃起不全)や前立腺肥大等、泌尿器系との関連も取りざたされています。当院では、それら総合的な観点から患者さんの最適な治療を行っております。